目に関するご説明

飛蚊症について

北新宿の眼科『新宿眼科クリニック』(西新宿徒歩4分・中野坂上徒歩8分)の医師が、飛蚊症について詳しくご説明いたします。

飛蚊症とは

明るいところや白い壁紙などをぼんやり見たときに、何か虫?糸くず?たばこの煙?のような浮遊物が見えることがあります。眼を動かしても一緒に移動する感じがあります。このような状態を医学的に飛蚊症と言います。

飛蚊症の正体は?

眼球の丸い中身は大部分が硝子体(しょうしたい)と呼ばれるゼリー状の物質が詰まっています。この硝子体中に何かの濁りが生じると、明るいところに出たときこの濁りが陰になり網膜に映りこみます。この状態が飛蚊症です。
濁りの原因は生理的なものと病的なものがあります。

飛蚊症に気が付いたら、生理的なものか病的なものか眼科の精密検査を受けて判断する必要があります。

生理的飛蚊症とは?

年齢を重ねてくると硝子体はゼリーのような状態から液状に変化し、次第に収縮して網膜からはがれていきます。これはあくまでも生理的な状態です。若い方でも近視が強い人はこの硝子体の剥離が起こりやすく結果、飛蚊症を引き起こします。眼科で精密眼底検査をすることでこのような生理的飛蚊症と判定された場合は治療の必要はないので、様子を見ましょう。

現在生理的な状態の飛蚊症でも、浮遊物が急に増えたり変化がある場合は再度眼底検査を行いましょう。何かその後病気が発症している可能性も否定できませんから。

病的飛蚊症とは?

何らかの原因で網膜に穴が開いたり(網膜裂孔)、穴から網膜が次第にはがれて浮いてしまう病態(網膜剥離)などは、病的飛蚊症の代表です。この場合日に日に浮遊物は増加し、放置した場合失明する可能性もあります。網膜裂孔や軽い剥離であれば外来でレーザーを用いて治療することが可能ですが、大きく剥離してしまうと入院して眼の中からの網膜剥離治療を行います。
糖尿病網膜症、高血圧網膜症、眼外傷、などで眼底の網膜に出血を起こすとその出血が硝子体中にまわり硝子体出血を起こします。
何らかの炎症や感染が影響して硝子体中に炎症産物を引き起こし、ぶどう膜炎と呼ばれる病気を引き起こします。